エビスビールを飲みくらべ
・どのエビスも素晴らしい
・ミニ豚まんも美味しかった
・飲酒後のコーヒーがお好き
3種の特別エビス、いつものエビス
縁あってエビスビールのセットをいただいたので、通常版と共に飲みくらべてみました。 ※すべては、あくまで個人の感想です。凛はそう感じているんだな、という姿勢でお楽しみください。
ビールは5℃に冷やしておき、一本ずつ飲みきってから次に行く形式です。
おつまみは、具たっぷりミニ豚まんをいただきます。
飲んだ順番と種類
上二つ「和の～」はお歳暮ギフト限定商品のようなので、在庫があるうちにお試しあれ！
各々の商品の詳細はメーカーさんのURLを張っておきます。
ではさっそくいきます
ヱビス 和の芳醇
www.sapporobeer.jp ヱビス 和の芳醇 ＆ ヱビス 和のつむぎ 兼用URL
パッケージ ：白っぽい紫色がかわいい。どことなく折り紙を思い出します。
特徴 ：北海道富良野産のホップ「リトルスター」が使用されている。
飲み情報
色：黄金色。少し白っぽく澄んでいてかわいい
外で漂う香：疲れたオジサマの匂いがする。
炭酸：細かい粒だけれど、シャキッとした存在感。とても飲みやすく、一気飲みしたくなる気持ちよさがある。ジュースでもこういう炭酸があると嬉しい。
内で広がる香：リトルスターの香り、というのはわからなかった。しかし、いつものエビスの香りが、上品に優しくなっているという印象だ。
味：まろやかになっており、ホップのダンディな味わいが好みでない人も、飲みやすいんじゃないだろうか。
総評
美味しい！
一気飲みしたくなるような快感があるのに、それをしてしまうのは勿体ない、と思わせる上等さを持ち合わせた一品。
熱々の豚まんには手を付けず、黙々と飲んでしまいました。
ただ、なぜオジサマの匂いがするんだ。なぜ疲れているんだ。
ヱビス 和のつむぎ
パッケージ 白と淡い金色が織りなす、高級な布のような印象。
特徴 アルコール度数が5.5%と、0.5%高い。
飲み情報
色：重厚な黄金色が味の濃厚さを、想像させる。
外で漂う香：香りが静かにしている。おごそかな式典の雰囲気。
炭酸：繊細。和の芳醇よりさらに細かい。
内で広がる香：清流のように済んだ香りが、ゆっくりと通る。
清流といえば、速い動きを連想するが、このエビスは穏やかな清流もあるよ、と教えてくれる。
ただ、アルコール臭が少し立ってしまっているのが、非常に惜しい。臭いが立つたびに、和のつむぎの世界から、現実に引き戻されてしまう。味：こちらもダンディさがなく、広く受け入れられやすい。味には層を感じるのだが、通常は2層のところ、これは厚みのある3層だった。とりわけ、旨味が強い。
簡単にいうと、大勢のTシャツ短パン少年に対し、彼はカッターシャツにスラックス、加えてジャケットを装着したような違いがある。
総評
美味しい！
味の厚みによって、一気飲みはできない。じっくり味わいなさいと脳に訴えかけてきます。
この厚みには、0.5%とはいえアルコールの助けも多少あるのかもしれない。
そして、冷えてしまったミニ豚まんですが、つむぎとの相性は良かった。
豚まんの旨味を引き出すというよりかは、互いの旨味を重ねる印象ですね。
口の中の旨味が飽和する！ミルウマミ！
ヱビス マイスター
パッケージ 黒が際立ち、高級感がある。全体像の印象はあまり残らない。
特徴 エビス技術の最高峰。
ロイヤルリーフホップが使われている。
アルコール度数が5.5%。
飲み情報
色：黄金色が少し濃い。コクが期待できる。
外で漂う香：控えめな涼し甘い香り。
炭酸：若干スッキリで、ハジけも感じられる。
内で広がる香：自己主張がなく落ち着いた香り。独立したアルコール臭によって、飲酒感が楽しめる。
味：甘み、厚み、ダンディーさが上手く統一されている。とても飲みやすい。
総評
美味しい！がこれは初級者か上級者向けかな。
洗練された、分かりやすいほど良いビール。とてもシンプルで、クセは当然のようにないです。
反面、個性を求めてしまう、私には合わないですね。
エビス 通常版
紹介するまでもないものですが、最後に飲むからこそ気付くこともあるかも。 酔いも回っていますが、前３種と比べて感じたままに。
飲み情報
色：淡い黄金。
外で漂う香：もっとも強い。しっかりとエビスビールの香りがする。
炭酸：細かいが、荒っぽい。何かに触れるとアワアワに。クリーミーともいう。
内で広がる香：外で漂う香りと変わらない。クリーミーな泡によって、まったりこもった気分が付加される。
味：コクが強い、を通り越して苦みが目立つ。麦芽の甘みに対してホップがよく効いている。
金属のようなピリつく味があり、アルコール臭が立つ。
総評：
美味しい、が慣れた味というのが正直なところ。
結局のところ、通常版が一番好きという人が多いんじゃないでしょうか。
ビール一本で楽しむような味ではなく、食事のおともとして飲みたい。
甘めの味付け、たとえば豚まんや甘辛煮を一緒に食べれば、エビスのコクをさらに引き出せると思います。
ランキング
一位 和の芳醇
二位 和のつむぎ
三位 マイスター
四位 エビス
和の芳醇とつむぎ、の間でとても悩みましたね。
最終判断は香り対決になりました。
外で漂う香りが惜しい芳醇vs内で広がる香りが惜しいつむぎ。
結果、飲んでる間は息が止まり、外で漂う香りは無視できるだろうということで、芳醇の勝ちとしました。
マイスターは、その日の気分や飲んだ順で大いに順位が変わる味。考え方次第で最上級から中級の可能性を持っていると思います。
雑談
お酒と食べ物の相性の話。
普段から、あの酒とこの料理は相性がいいという風なことをよく聞きますが、アルコールのあの独特な匂いは、食べ物の良い香りを損ねている気がします。
そのアルコール臭を無視すれば、相性がいい部分があることは分かります。ですが、無視されているような雰囲気は感じません。
そこで、お酒である以上、避けては通れないアルコールの匂いですが、あなたは料理との相性をどう思いますか。
あの匂いも含めて相性がいいと感じているのか、そもそも匂いなんて気にしていないのか、などお聞かせ下さい。
話は変わって。
飲酒後のコーヒーって良いですよね。特に日本酒を飲んだ後に飲むコーヒーが好きなんです。
どうして好きなのか、自分でもわかってないんですけれど。お酒で騒がしくなった身体をコーヒーで落ち着ける感じが好きなのかな。
単純に成分的な作用があったりするのかも。
あれ？このランキングだと、飲んだ順と同じだね(笑)
ちなみに、僕はコエドビールやよなよなエールのフルーティさがお気に入り。
