「週90時間以上働く」発言は冗談。ゲーム『Warhammer 40K: Inquisitor-Martyr』 の開発会社より
ハンガリーに拠点を構えるスタジオNeocore Gamesは、現在Steamにて早期アクセス販売中の『Warhammer 40,000: Inquisitor-Martyr』を6月5日に正式リリースするとSteamニュースにて発表した。
当初は5月11日を予定していたが、約3週間の延期を経て正式リリースされることになる。 jp.automaton.am
Martyr Release - Final Dates - A letter from our Producerhttps://t.co/kyFyqspCVr#w40k #inquisitor40k #warhammer #warhammer40000 pic.twitter.com/SvZFH867lH
— W40K: Inquisitor - Martyr (@40k_Inquisitor) 2018年4月19日
↓Warhammer 40,000: Inquisitor-Martyrのゲームの様子 www.youtube.com
ダイジェスト
海外でも問題だったのかと驚き
日本では、アニメやゲーム業界がブラック労働なのは、割と常識として知られているけれど、
当然のごとく、海外でもブラック労働だったのね。
こういう業界はなぜ、人を楽しませる「娯楽」の最前線な仕事にも関わらず、
中の人たちは楽しまずに苦労を重ねているのか。
そんな状態で、人を楽しませられるのか。
もちろん同じ苦労でも、ビルゲイツのように、仕事に集中しすぎて気がつけば一週間ほぼ徹夜でミンティアしか食べてなかったとかいうのはかなり特殊で別物扱いしないといけない。
ああいう人は、楽しさやワクワク感に飲み込まれた結果なので、その楽しさやワクワクをユーザー達に届けることが出来る。
(だからといって、体力も超人的になれるわけでもないので、体調管理はやはり大事。
友人の大学の研究者に、1週間徹夜で研究しては病院に運ばれて入院を繰り返す人がいる。
当の本人も、結果的には健康第一の方が色々と効率が良いとはいうものの、集中しすぎて気がつけば倒れてしまうとのこと。もうクレイジーとしかいえないけれど、この話で気持ちと体力は別物だと理解させられた。
いわゆる火事場の馬鹿力と同じたぐいなんだろうと思う。あれも後々、筋肉痛や骨折などで苦しむと聞く。)
普通は働けば疲れるし、ネガティブにもなってくる。仕事のミス率は徐々に上がり、重要な判断を軽視し怠るようになる。
それを睡眠や娯楽によってリセットする生活を、人は続けるけれど、ブラック業務はそれを不可能にする。
そうなると...たとえばゲームでいえば、バグの量は増え、より良いシステム案は消えさっていく。
バグは良質なユーザー体験を損ない、案が無ければ、より楽しめたはずの未来を失う。
とはいえ、そんなことは経営者も被雇用者も理解しているだろうから、それでもブラックを選択する理由があるはず。
それが何なのか...僕には分からないが。
まぁなんにせよ、今回の開発会社の発言は、とてもジョークでは済まされないような”業界の闇”を見せてくれた。
実際のところはどうであれ、少なくとも数週間はホワイト運営になるんじゃないかと思う。
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睡眠不足が起こす、金銭的価値の損失
アメリカに限って言えば、睡眠不足で生産効率を落とすがゆえに失われている金銭的価値は、毎年1,000億ドル(およそ12兆4000万円)にも及ぶと言われている。
ゼンリ)こういう人たちのおかげで、人の限界について知ることが出来るのですね。
アクリ)勝手に働いて勝手にくたばってろ。
モーリ)みんな楽しく働いて!美味しいもの食べて!食ったら寝る!
リリー)まぁ...がんばれ。
まぁなー、人はもっと単純に、安いコストでそこそこの品質が出せたらええって思っとるんとちゃうか。
普通の人は別にみんなに喜んでもらおうとか考えへんやん。
身近な奴の幸せさえありゃいいんやで。
それが回り巡ってくるもんやったとしてもな。どうでもええねん。