【文章】スッキリした文章【ルール探し】
・情報は伝達力が命
・文字数を少なく
・3つにまとめる
スッキリした文章を書けますか?
(このスッキリは、見やすくて意味が分かりやすい、の意。)
ブログを書くときによく悩みます。
そこで、スッキリ書く方法を考えます。
もちろん、小説や日記であれば、脳からたれ出るようにつづった方が面白い。
ですが、役に立ててもらいたい情報であれば、形やその中身より、伝わりやすさを重視した方がいいでしょう。
読んでもらうために、スッキリ書く
それを実感したのは、学生のころにレポートを提出したときのこと。
母乳について10万字分の情報と考察をまとめたレポートで、完成するとすぐに先生に渡しました。
もちろん、良い評価を受けることを期待していましたが、現実は甘くありません。
先生は、チラリと目を通して、「頑張ったね」。その一言で、読了袋へ投入。
おそらく、そのまま誰にも読まれず焼却でしょう。
のちに母乳の知識が活かせたので、経験こそ無駄にはなりませんでしたが、読んでもらい、自発的な意見をいただく目的は叶わず。
数年経ち。もし、スッキリと情報整理されていたら、ちら見ではな(以下略)
というように回想を挟むのは好みですが、スッキリしているようには感じません。
なぜなのか。目に入る情報量が多いから。
情報量が多いと圧迫感が生まれ、読者は読み避けします。情報の質は問われません。
読む負担が多いとき、ムリに読ませる方法はなく、相手の情報に対する姿勢にゆだねるしかありません。
深く興味があったり、読書好きだったり、仕事だったりすれば、解読が必要なレベルであっても、読んでくれるでしょう。
スッキリルール (略してスキル)
ここでは、スッキリしてると感じたものをルール化してます。
前提として、あなた自身がスッキリさを感じる文章が目標です。
私のスキルで、スッキリさが足りないときは積極的に調整していってください。
また、ルール通りでなくても、多少スッキリさが抜けるだけです。気にしない。
文字の省エネ
・文節は5文字まで
ここでいう文節というのは、リズム重視で考えます。
たとえば。守り続ける、は1文節ですが、リズム的には守り/続ける、とします。
また、1文あたり、11文節前後にするとスッキリします。
・題名は9文字まで
ぱっと見(1秒以内)で読める文字数が9文字。
長くても、18文字までに収めたい。
・項目内は45文字まで
大項目にとっての中項目が、中項目に対する、小項目や補助文を45文字以内に。
5秒ほど読んでいると、意識がそれ始めます。
その集中している間に、読める目安として45文字です。
3つにまとめる
・大/中項目は各3個まで
大項目1つにつき中項目が3つ。大項目が3つあれば、中項目の総数は最大で9項目になります。
・箇条書きは3個まで
多くなるときは、5-7-9-12(5+7)個で並べる
奇数個でひと組にすれば、まとまり感がでて分かりやすい。
・文章は3行まで
文字数を少なくしていても、行数が多くなると見づらくなります。
とくにスマホだと、一行あたりの表示できる文字数が減りやすいので、行数も増えがちです。
文章の表現
・さ/は行を多く
さ/は行の語感が涼しげなため、多く用いることでスッキリ感がでやすいです。
しかし、「さらさら」のような擬音語は使いすぎると、意図せず子供っぽい印象になります。
大人向けの文章には注意ですね。
・漢字よりひらカナ
文中の漢字が多くなると、圧迫感が出てきてしまいます。
文節が5文字以内であれば、一度はひらがな、カタカナにしてみて、スッキリ感を探ってみてほしいです。
また、ひらがなが続くと間延びしてくるので、一部を漢字にすることでスッキリ感を狙います。
・文の息継ぎにしるし
句読点や段落、行間は文章のリズムを教えてくれるしるしです。
それによって、著者と読者のリズムが合えば、気持ちよく読めます。
また、このしるしは、余白を作ってくれるので、見やすくなります。
今後の課題
唐突さと細かさ
文字数を減らしていくと、文章にぶつ切り感が出てしまったり、情報の精度が下がりがちです。
それでも、文字数を減らすべきなのか。答えが出ません。
たとえば、
やっぱり、ダムは壮大だね。
あ、ところでさ、昨日のお昼にさ!
とても美味しいイチゴケーキを、ゆっくり味わう時間があったんだよ!
を、
ダムは壮大。
昨昼。苺ケーキを味わう。
にしてみると、モッサリ口語文がスッキリとはします。
(この文では、形容詞、副詞、接続詞、意味の重複、過去形を省いてます。過去であることは、昨昼の1単語に任せています。)
その代わりに、
- ダムから突然すぎるケーキ話に違和感
- ケーキの美味しさや雰囲気が消失
- 文章は硬くなり、話し手の立場が不明瞭に
という状態です。
両者に目立つ差はありませんが、読みやすさと読んだ後の後味に違いがありませんか。
一つ目は、途中で読まないかもしれないけれど、楽しそうな雰囲気は感じます。
二つ目は、目に入った時点で読み切っていますが、印象には残りません。
中間の表現であれば、
やはり、ダムは壮大だ。
ところで、昨昼。ケーキを味わった。
苺が美味しいやつだ。
でしょうか。2つにくらべ、少しウケが良さそうな感じです。
ここから考えるに。
ウケの良い文章を完成させるときは、
思いのままに書いた文章(オモイ)と、それを極端にスッキリさせた文章(カタチ)の二つを用意する。
そして、カタチにオモイの強い部分をのせれば出来あがるのではと。
結局のところ、
スッキリ特化、親しみ特化、その中間。
どれが一番良いのか分からないので、A/Bテストを経て、調べないといけないですね。
あなたはどれが良いと思います?
僕のスキルはね
・叫ぶ
・TV番組を見る
・トイレに行く